過敏性腸症候群の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
20代男性。
過敏性腸症候群で大学を休学中です。
下痢と便秘を繰り返すのが過敏性腸症候群の特徴ですが、この人はどちらかというと下痢に偏るタイプ。
ストレスとのかかわりを中心に据えて相談を進めましたが、人間関係に悩んだわけでも、学校がイヤなわけでもありません。
話しているとシャイで、頭の回転が速く、ユーモアのある若い人です。
過敏性腸症候群の他に気になるのは、痰が絡みやすい、寝起きが悪く二度寝する…といったところ。
顔色は白く、舌は柔らかくて大きく、きめ細やかです。
まずは自律神経のバランスをとる薬と、胃腸を調える薬からスタート。
1週間ごとに来店して頂き、体調を確認しながら薬を調整していきました。
初来店の1ヶ月後に復学。学校には通えますが、腹痛は軽減しながらも「起きるときは起きる」という状態。
そこで体を根本から丈夫にしていく「補腎薬」を加えました。
すると腹痛の強さと回数が徐々に減ってきて、顔色が良くなってきました。
相談時にこちらの目を見て話すようになり、声にも力があります。
3ヶ月後、息子さんに代わって来店されたお母さんが「今までずっとドクターズショッピングを続けてきて、どうなることか本当に心配でした。今は大学もしっかり通えているし、なにより性格が明るくなって、会う人にも『よく喋るようになったね~!』と驚かれるんです」と嬉しそうにおっしゃいました。
半年経った現在は、薬を飲み忘れても大丈夫なぐらいになっています。
人のストレス耐性は「お腹」で判断することもできます。実は、男女を比較すれば男性の方が断然お腹が弱い=ストレスに弱いもの。ナイーブなんですね。「補腎薬」で男性力がつくと、ちょっとやそっとのことには動じない、「腹の据わった」男になりますよ。
TEL:095-883-4300
住所:長崎県西彼杵郡長与町嬉里郷1170-5